道内屈指の温泉地である白老・虎杖浜は、登別温泉が近くにあるせいか、残念なことに全国的にはそれほど名が知られていません。
温泉好きで知られる舛添要一元東京都知事も、過去に虎杖浜に温泉付き別荘を所有していたことがありましたが、今でも大資本による開発というのはほとんどなく、個人や法人所有の温泉付き住宅や保養所、小さな温泉宿などが立ち並ぶ地域です。
そんな地域にあって、唯一全国から観光客を集めているのが、『心のリゾート 海の別邸ふる川』という温泉リゾートです。
国道から海沿いに入るため、地元民でも知る人ぞ知るホテルなのですが、旅行サイトでは常に上位にランクインするので予約がなかなか取れません。
今回は「全国旅行支援」を使って、93歳の母とふたりで10年ぶりに宿泊してまいりました。
まずはラウンジでチェックイン。
海を眺めながら、お抹茶とお菓子をいただきました。
ラウンジには白いグランドピアノも。なんと、この日の夜、ピアノのコンサートが開催されました。
このホテルのお部屋は全室オーシャンビューです。ドアを開けると太平洋!
お部屋は、和でもない洋でもない、この地域独特の雰囲気が。
和室10畳から広々とした和洋室にアップグレードしてくださいました(*^^*)
こちらから見るとこんな感じ。
全室、テレビは設置されていません。何もしないで過ごす、というのがコンセプト。その代わりBOSEのCDプレイヤーがありました。
静かに家カフェを流しました。ベルリン・フィルの誰でも知ってるクラシックのCDもありましたよ。
パーソナルチェアとマッサージチェア。テーブルの上にあった望遠鏡で、半島らしきものがぼんやり見えました。
手描きの図。晴れていたらもっといろいろ見えたかも。
アメニティもいろいろ揃っていました。
タオルもいい感じ。
今回は14時ちょうどにチェックインしたので、ゆっくり外や館内を見て回ることができました。
廊下の一角に「イランカラプテ」というコーナーが。
スケッチブックに色鉛筆などなど。自由に使えるようです。
鉛筆削り!
珍しい野草茶がいただけます。クセがなくて美味しい!
日本酒とワインの試飲コーナー。もちろん無料です!
間接照明がイイ雰囲気。
ワイン赤白、日本酒2種類が試飲できます。
ラウンジでは、セルフで作るスイーツが。あんこの中にお餅が混ざっていました。これを最中の生地に挟んでいただきます。最中はあまり得意ではないのですが、これは美味!
コーヒーは、函館の三本コーヒー。
オレンジを丸ごと絞った生ジュースもいただけます。(朝のみ)
お夕食も北海道の海の幸・山の幸で大満足。
これはサービスでいただいた燻製。お魚だったかな?忘れちゃいました(^_^;) 「日本酒、お好きですか?」と、山形県の地酒も一杯無料でいただいてしまいました(*^^*)
デザートはラウンジで。
このあとピアノの演奏があったのですが、母が疲れたと言うので部屋に戻りました。
さらに夜は、ラウンジでブイヤベースのサービスもあったようです。サービスが凄すぎますよね!
そして朝。
窓からウミドリがたくさんいるのが見えました。
実は虎杖浜はタラコが有名。
朝食では、2つの生産者のタラコの食べ比べができました。結構違いがあるものです。
エントランスの横で鮭を干していました。
世界観が独特な宿でした(^^)
今年から屋上にオープンした「アウトドアラウンジ」については別記事でご紹介しているので良かったらどうぞ。