札幌の老後用マンションですが、契約したのがまだ間取りの変更が効く時期だったので、図面を見ながらこれだけは譲れないという部分を変えてもらいました。
そのひとつが、キッチンのゴミ収納です!
図面では、キッチンの背面収納の下部にゴミ箱を設置する「空間」が空いているだけでした。
(↑写真はイメージです。)
でもこれでは、ゴミ箱を置いている床の掃除も面倒だし、ゴミ箱自体も汚れるので定期的な清掃が必要で、だいたい見た目もよくありません。
今の東京の家(20年前に建てた)は、このゴミ箱を引き出し式にしてとても気に入っていたので、真っ先に変更をお願いしました。
下の写真は東京の家のゴミ収納です。
引き出しなっていて、中は浅い箱になっています。以前は、「燃えるごみ」と「燃えないごみ」と2つの袋を入れて分別していましたが、東京のゴミの分別方法が変わってからは紙袋や段ボールなどでもっと細かく区切っています。
これと似たようなものをマンションに作ってもらいました。
↑はい、ゴミ箱はどこでしょうか?(^^)
ジャーン!
中は敢えて区切らずシンプルにしました。臨機応変にレイアウトできるところがミソです。
右から、「紙ゴミ」「プラスチックゴミ」「燃やせるゴミ」。
私は、市販のゴミ箱を入れないで、ビニール袋や紙袋を使っています。このまま捨てられるので使い勝手が良いし、引き出しの底に新聞紙などを敷いておけば汚れた時も清掃が簡単です。(ほぼ汚れませんが、、)
このスタイルにしてすでに20数年。
最初にマンションを購入した時(1993年)、西ドイツ(当時はまだベルリンの壁があった!)のメーカー「ip(アイピー)20)」に造り付けのシステム家具を作ってもらい、引っ越しの度に解体・再設計・設置を繰り返し、3回目(2000年)の戸建ての時にこのゴミ収納を提案されました。
ip20は、本当に合理的でセンスのあるメーカーで、メルセデス・ベンツのショールームも手がけているくらいなのですが、残念なことに東京以外に営業所がありません。札幌のマンションもお願いしたかったのですが叶いませんでした(>_<)
東京のような狭い住居では、ドイツの合理的な収納のアイディアがとても役に立ちます。おかげで、わがやではリビングに家具を置かずにスッキリ暮らすことができました。
札幌の老後用マンションもこの考えで、家具を置かない暮らしを目指すべく、昨年(2019)ちょっとしたリフォームを行いました。(もちろんip20ではありませんが、、)