皆さんは新千歳空港に行かれたことはありますか?
トップ観光地「北海道」の表玄関だけあって、レストランとお土産屋さんの数はまさに日本一だと思います。
南の横綱「沖縄」の比ではありません。
羽田と比較してもケタが違います。名古屋も福岡も関空も足元にも及びません。
レストランに至っては、北海道郷土料理も、海鮮も、ご当地メニューも、ラーメンも、フードコートも、BARも、何でも揃っています。
そんな新千歳空港をほぼ毎月利用している私が、よく行くレストランをご紹介したいと思います。ただし、基本、私はおひとり様なのでやや偏っているかもしれません。ご了承ください。
すし屋 花ぶさ
空港内で回っていないお寿司屋さんはこの「花ぶさ」のみで、奥にカウンター席もあり、目の前で好きなものを一貫から握ってもらえます。
このお店のおすすめポイントは、汁椀が付いたセットものが多数あることでしょうか。小食の女性から大食漢まで、リーズナブルなものや贅沢なものなど種類が多いので、その人に合った満足できる握りのセットが見つかると思います。
海鮮丼もあり、うちの娘はこのお店では必ずウニ丼を注文します。
母は、スランダードだけどちょっと贅沢なネタが揃っているセットを頼むことが多いですね。
私は、北海道の地酒とお好みで北海道ならではのネタの握りを少量いただき、おしんこ(これも美味しい!!)などでチビチビします。
本州では滅多に見かけない「にしん」や「ほっき」の握りなど、旬のお魚も豊富なので、家族はこのお店で食べるのを楽しみにしています。
ちょっと前までは、中国人の家族が大荷物を持って入店してきて行儀の悪いガキ、いや、お子様が走り回るという光景をよく見かけましたが、ここ数年はホント静かになりました。学習したようです。。
握り寿司 函太郎
こちらのお寿司屋さんは、函館の回転寿司です。
以前は根室の「花まる」が入っていましたが、何年か前にこのお店に替わりました。
ひとりでリーズナブルに食べたい時に利用しますが、コロナ前は必ず列ができていて並ばないと入れませんでした。
ひとりだと、カウンター一択になってしまうので、ちょっと落ち着きません。コートや荷物の置き場が手狭だし、隣りの人が注文するものが丸わかりなので、さらに落ち着きません(^^;)
でも、お寿司の魅力には勝てないので、年に何回かは利用します。
もちろん、人数が多い時はボックス席に案内してもらえます。
ネタが大きいので満足感はありますが、根室の「花まる寿司」よりちょっとお高い値段設定なので、その辺の回転寿司と同じように考えてはいけません。お会計の時にぎょっとします。
違うネタ三種をひと皿に盛った「~三昧」というのがあるので、おひとり様の時はそれを中心に注文します。海鮮茶碗蒸しが美味しいです。お酒の種類が少ないのは仕方ないか・・。
スープカレーlavi(ラビ)
札幌発祥のご当地メニューである「スープカレー」の専門店です。
スープカレーには中毒になる美味しさがあって、北海道に来たら必ず食べたくなります。
このお店も空港内の人気店で、いつも斜め向かえの「函太郎」と双璧をなす長蛇の列ができていて、それを見ただけで私は入店を諦めていましたが、2020年コロナ真っ最中の時(今もですが)は、私を含めて2人しかお客さんがいませんでした。
ちなみに3月末に行った時は、列はできていないものの、そこそこお客さんが入っていました。(追記)5月のGWの時は長~い列ができていました!
中の具を変えたメニューが多数あるので迷いますが、私からしてみたらスープカレーはやっぱり「骨付きチキン」でしょう。触ったらほろほろっと崩れるほど柔らかく煮込んだチキンが正当なスープカレーの具です。あと、大きく切ったピーマンとにんじん、じゃがいもね。これでパーフェクト。
花畑牧場 RACLÉTTÉ(ラクレット)
かの有名な花畑牧場の直営店で、ラクレットチーズのお料理を堪能できます。
お店の前を通ると、美味しそうなチーズの香りが漂っていて、その誘惑に勝てません。
よっぽどお腹が一杯になっている時以外は、さくっとカチョカヴァロチーズのピッツァをワインと共に食べちゃったりします。カチョカヴァロのピザなんて、そうそう食べられませんからね。
他にも「生モッツァレラのパスタ」だとか、「焼き野菜とソーセージのラクレットチーズがけ」だとか、食欲をそそられるメニューがいろいろあります。自家製フォカッチャもマジ美味しいです。
カタラーナは、ドリンク付きで580円とお値段は手頃なんですが、お腹がもう無理~っていうくらい濃厚。もっと本体を小さくして欲しいです。
私は、「寿司花ぶさ」で軽く食べた後、ここでチーズ料理をいただくというのが定番。ああ、贅沢。東京に戻ったらダイエットするぞと毎回誓います。
北海道フードビヤレストラン 銀座ライオン
ここ最近は、もっぱらここのおひとり様メニューを利用しています。
いろいろなものを少量ずつ食べられるのでお気に入りです。(ポイントカードまで作ってしまいました。)
メニューが幅広く揃っているので、ファミリーレストラン的な利用に合っています。ビールも美味しいし。
店内は広々していて、他のレストランと違って穴ぐらみたいではなく、外も見えるので、開放感がありせいせいします。
過去記事もご参照ください⇩
この他にもいろいろなお店がたっくさんあり、「ほろ酔いセット」を提供している和食のお店複数、各地のラーメンの名店が揃った「ラーメン道場」や、海鮮丼の有名店、帯広の豚丼(ここも人気店)など、どこも美味しいので自分の胃袋と相談して、できれば複数店舗でお食事を楽しめるといいですね!
<番外編>
コロナの影響で、レストランも時短営業しています。
困るのは、空港のHPに記載がないのに、17時ラストオーダー18時閉店というお店がほとんどだということです。
お腹の空いた18時頃に空港に着いて、北海道の美味しいものを食べるのを楽しみに3階のレストラン街に上がって行ったら、店員さんが看板を片づけているって、かなりのショックでしたよ。
そんな時、唯一開いていたお店が、「市電通り食堂街」にある「きくよ食堂」でした。
味処 きくよ食堂
たぶん、今もそうだと思うので、営業時間にはくれぐれもご注意ください。
私が10月に行った時は、案内のお姉さんに聞いてその時間にまだ営業していた、このお店にかろうじて入店できました。
私の他には、スーツを着たおじさんのグループ(といっても2~3人単位)が3組くらいいました。フツーに仕事帰りっていう体で、私は「ほっけ定食」と「おでん」を注文しました。私、瓶ビールにこだわっておりますので、たぶん近くにあるキリンのビール工場で生産されたであろう一番搾りを注文。もちろん美味。
さすが、北海道の「ほっけ」は違いました。肉厚。
おでんは食べてしまったので画像はありませんが、大変美味でした!!
北海道食堂(国内線制限エリア内)
保安検査場を通った後も、誘惑が待ち構えています。
この「北海道食堂」は、礼文島の海鮮を扱った「島の人」や富良野のラーメン「宮川製麺所」などが入っているフードコートです。
ふらふらっと、吸い寄せられるように、ここで「うに丼」を食べてしまったことがありますが、最後の最後までお楽しみが待っているのが、新千歳空港です。
やみくもにお腹を一杯にすることなく、食べたいものをしっかり食べて飛行機に乗りましょう。
写真は、「きくよ食堂」以外は、2021年3月末に撮ったものですが、ひと頃より客が戻って来た時期なのに、こうやって見るとガラッガラですね。考えようによっては、並ばずに人気店に入れるので狙い目の時期なのかもしれません・・。