60歳からやってみた

おっかなびっくり始めた投資と日々アップデートする生活の記録です

うわ!また楽天が改悪(>_<) でも仕方がないかも・・

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先ほど(2021/3/1 11:09)、楽天からSPUに関するお知らせが来たので、その内容とどうしてそうなったのか理由を書こうと思います。

 

今回の改悪内容

楽天からのお知らせは、以下のような文面でした。

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2021年6月1日(火)に、SPUのポイントアップ条件が一部変更となりますのでお知らせいたします。変更内容につきましては以下をご確認ください。

■変更内容■

楽天でんき>

変更前:楽天でんきにご加入・ご利用で、ポイント+0.5倍

変更後:楽天でんきは、SPUの対象外となります。


※詳細については、SPU 楽天でんきのページでもご案内しております。https://energy.rakuten.co.jp/campaign/lp/point-up/

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 わがやは、昨年「楽天でんき」に切り替えたばかりなんです~~(>_<)
SPUも魅力のひとつでしたから。

最近、楽天がSPUの改悪を進めていますが、一説には「楽天アンリミット」で大盤振る舞いしているのでそれの補填だという話です。

まあ、容量無制限で5Gもひかりも1年間無料って、無謀っちゃ無謀ですからね。
いくら楽天といえども、他を切り詰めないとやっていけないのかも。

でも、「楽天でんき」に関してだけ言えば、仕方がないと思える理由があります。

改悪せざるを得ない理由

遡ること1月24日の「プレジデントオンライン」に気になる記事がありました。(以下抜粋)
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『「電力自由化は失敗だった」節電要請が目前に迫るほど日本の電力網は弱っている』
(2021/1/24)

日本の電力小売りの全面自由化から4月で5年。新規参入が相次ぎ、新電力の販売電力量は全体の約2割を占める規模まで拡大している。しかし、この冬の一連の電力不足が日本の電力網の脆弱性と新電力の経営難を浮き彫りにしている――。

「節電という言葉は使うな」「停電が起きてもいいんですか」――。

まだおとそ気分の抜けきらない1月の3連休。経済産業省資源エネルギー庁と電力の業界団体である電気事業連合会電事連)の幹部たちが休日にもかかわらず電話越しにやりあっていた。

「10年に一度」と言われる寒波の襲来で全国的に気温が低下。北陸地方では豪雪のため、北陸自動車道では車が立ち往生するなど、厳しい寒さが続いた。原子力発電所への依存率が大手電力で最も高い関西電力では、年末から電力不足が懸念され、どうやって年末年始を乗り切るか、幹部たちが連日頭を抱えていた。

福井県にある高浜や美浜などの原発の再稼働が遅れ、それを補う液化天然ガスLNG)を発電燃料とする火力発電所の燃料タンクが底を突いていたためだ。

「どんなに高い値段で買ってもいい。とにかくLNGをかき集めろ」。関電では社長以下の“指令”のもと、LNGの取り次ぎをする大手商社などに確保を要請した。しかし、すぐに調達できるLNGはない。あとのない関電は最後の手段として、家庭向け電力の販売でしのぎを削る商売敵の大阪ガスに頭を下げ、LNGの融通を要請した。

電力業界も、それまで手をこまぬいていたわけではない。大手電力会社間で余剰電力を融通しあっていたが、寒波は全国規模で広がったため、大手電力間での融通にも限界がきてしまった。

電力は需要と供給が一致しないと停電してしまう。需要に供給が追いつかない事態が続く中、電事連は「電力消費を極力抑えてもらうよう、広く国民や企業に訴えてもらいたい。場合によっては節電要請を求めたい」と所管の経済産業省資源エネルギー庁に訴えた。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大で各家庭は巣ごもりしている。「暖房を切るなどの節電は、高齢者らが亡くなるリスクを高める」として、どちらも節電要請にはクビを縦に振らない。

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途中から有料会員のみ閲覧可なので最後までは読めませんでした(^^;) 
結論はタイトルにもあるように、大手から電気を買って小売りをしている新事業者はこれまでと同じ価格で融通してもらうのが難しくなったということだと思います。

そして、この記事の配信の2日後、「楽天でんき」は新規加入を停止しました。
この時初めて、私も「あれ?」とちょっと不安な気持ちになりました。


さらに1月27日、今度は日経ビジネスが次の記事を書きました。

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楽天でんき新規契約停止、大手新電力から中小、自治体新電力まで総崩れへ』(2021/1/27)

 大手新電力による電気事業の見直しが始まった。楽天モバイルは1月26日、電力小売りサービスの「楽天でんき」の新規契約を当面停止すると発表した。楽天でんきとセット販売している「楽天ガス」も新規契約を停止した。再開時期は未定。

休止の理由は、昨年末からの日本卸電力取引所(JEPX)スポット市場の価格高騰だ。1月上旬は連日、史上最高値を更新。全国24時間平均価格(システムプライス)は150円/kWhを超えるようになった。

 電気料金は、法人など規模が大きい契約者が安く、家庭など規模が小さいと高い傾向がある。ざっくり20~30円/kWhと考えると、電力の仕入れ値が販売価格の5倍を超えていることになる。電気を売れば売るほど、大量出血するほどの赤字になるわけだ。(中略)

楽天のような大手新電力ですら、新規受付を中止する事態。いわんや資本力で大手に劣る中小新電力のダメージは、その比ではない。(以下省略)

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これら2つの記事から、今回の「楽天でんきのSPU対象外」は致し方ないかなという気がしました。残念ではありますが。

日経ビジネスでは、3月以降、新電力会社の再編が進み、倒産する会社が出てくるだろうと結んでいます。

現在、新電力事業に必要な「小売電気事業者」のライセンスを取得している企業は698社(2020年12月28日時点)もあるそうです。そりゃ、楽天はともかく、中小の事業者は淘汰されるでしょう・・・。今回の市場高騰ダメ―ジがなかった事業者は、ほぼ皆無だそうなので。

取り敢えず、「楽天でんき」はSPUは対象外にして新規加入を再開しましたが、それでも大手に比べると安い料金です。我々、消費者は、その時その時でベストと思う電力会社に乗り換えればいいだけなので、契約したからもう安心ではなく、その時々の社会の動きを注視したいものです。

 

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