50代後半の頃、体力的にこのままこの家（3階建ての一軒家）には住めないと思い、マンションに住み替えることを考えました。
東京の家は、1階に寝室、2階にリビングがあるので、一日に何度も階段を行ったり来たりしなければなりませんし、掃除する箇所がたくさんあってひとりで全部は到底無理と思ったからです。ダンナが掃除するということに、ちっとも協力的ではないというのも理由のひとつです・・。
特に玄関回りの掃除や庭の雑草の管理は、真夏は蚊に刺されながら汗だくになってやらなければならないのでホントに大変です。
一度、夏場に庭を放置してしまったら、オカメヅタが地面を覆い尽くし、ツルはなんと３階まで壁を這い上がり、極めつけは、ツルがエアコンの室外機に入り込み、エアコンが動かなくなってしまいました。
ツタ以外の植物も、よくもまあこんなに生い茂ったものだと呆れるばかりで、「ジャングル」と「ジャックと豆の木」を合わせたような有り様でした。
外回りに加えて、たくさんの窓、５つの部屋、２つのトイレ、２か所の階段、２つのバルコニー、ちっとも掃除しない家族、年々暑さが増す東京、果たして私はここにずっと住み続けて大丈夫なのか？
定年退職後のダンナのことも心配でした。
友達がいないじゃん・・。
というわけで、夫婦であれこれ考えて、マンションを札幌に購入することを決めました。2016年、58歳の時のことです。
つづく
