60歳からやってみた

おっかなびっくり始めた投資と日々アップデートする生活の記録です

読書後に気づきやアイディアをうまく言語化するには?

私は数年前からダイヤモンドオンラインのメルマガ(無料)を購読しています。

経済のことから、そのときどきの気になる事柄や話題の書籍などの記事が面白くて、毎日つい読んでしまいます。(ハッキリ言いますが、私の知的かつ経済行動に多大なる影響を与えています!)

しかし、「あ、この記事はためになったなあ」とその時思っても、いかんせん数時間もするとスッカリ忘れてしまうということが少なくありません。以前はSNSにつぶやいて、友人知人と共有したりして記憶が定着したこともあったのですが、今はいわゆる「SNS疲れ」というかSNSは全くしていません。日記代わり・ストレス解消になるから楽しいと感じた時期もありますが、人の行動や言動をヘンに意識してしまう自分に気が付いてスッパリやめました。

本を読んで忘れないようにノートに書き留めたこともあります。が、意外と後から見返しません。

というわけで、ブログに書いておくことにしました。

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インターネットの「知の巨人」、読書猿さん。私は今回初めて知った方なのですが、有名らしいですね。「独学大全」という本が話題になっているようです。

その読書猿さんが連載している「読書猿の独学なんでも相談」での質問が、タイトルにある「読書後の言語化をうまくやるには?」です。

【質問】
読書後に感想や要約をまとめているのですが、読書中に体験した気づきやアイディア、新たな知見などをうまく言語化することができません。結果、読んでも本の内容を忘れてしまうことも多いです。どうすれば自分の思考を言語化することができますか?

 

【読書猿さんの回答】
読書後、記憶に頼って書いておられるのではありませんか?
多くの人が読書感想文を〈読後〉感想文と誤解していますが、読んだものについて書くためには、テキストと自分の書いたものと思考を何度も往復する必要があります。

あらかじめ頭の中に生じた思考を外に出しコトバに変換するというようなことよりむしろ、自分の考えた(という気がする)ことと、実際に書き出したコトバの間にギャップを感じ、そのギャップを契機にさらに考える、ということの繰り返しを通じて「自分の考え」を作り上げられていく、といった方が正確だと思います。

読書感想文の書き方として、 『独学大全』で紹介している「刻読」というやり方が使えます。

  1. 読みながら、あとから読み返せるように付箋やマーカー(そしてできればコメント)などの印を残す
  2. 通読後、残した印のひとつひとつに戻って読み返し、その箇所を抜き書きし、コメントをつける
  3. 抜き書きとコメントを読み返し、さらにコメントをつける。この作業の中で、それぞれの抜き書きとコメントの間の関係を考えていく(これが感想文のテーマや切り口や構成のアイディアにつながる)
  4. テーマや切り口や構成の原案が出来たら、その観点から元のテキストを読み返し、更に印付け、抜き書き、コメントを繰り返す
  5. 3と4を繰り返しながら、感想文の素材と構成を育てていく

 ここまで来るとゴールは間近です。

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最近、メルカリで本を買ってキレイに読んで、読後はまたメルカリで売るということをしているのですが、しっかりと自分のものにするというか思考を深めるには、転売することを考えちゃいかんということですね(^^;)
手元に置いておきたい本とそうではないものを区別したいと思いました。